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当研究会について

中東イスラム世界 社会統合研究会

当研究会について



名称
中東・イスラム世界社会統合研究会 Middle Eastern and Islamic World affairs Study Group focused on Social Integration
 
位置づけ
社会デザイン学会公認研究会
 
趣旨
国際社会において民族、宗教、文化や言語、習慣の異なる人々の排斥、排除の趨勢が強まっている一方で、少数民族や少数宗派の独立、自治拡大の要求が強まっており、多数派や権力を行使する側との対立が深まり、本来的に不必要な混乱や不意の衝突が発生することが危惧されている。少数派が独自の文化・伝統や正当な権利を享受できるような多様性を許容する社会のありかた、少数派と多数派、あるいは権力側との共存を促す社会統合のための制度設計、取り組みについて、中東・イスラム世界に焦点をあて、現実の地域情勢を踏まえて分析するとともに、分析結果を積極的に日本語、および英語で発信する。
 
活動
  • 中東・イスラム世界で焦点があたっている民族・宗派対立の動き(例えば、スンニー派・シーア派の対立、パレスチナ問題、クルド自治・独立問題、ヤジディー教徒問題、イエメンやリビアの紛争、ミャンマー・ロヒンギャ問題、フィリピン・ムスリム住民のミンダナオ自治拡大問題等)をフォローし、対立の構図を浮き彫りにし、対立や混乱を回避しながら、紛争当事者がいかなる形態の政治的権利を主張し、何を確保したいのか、それに対して中央政府や周辺国はどのような立場をとるのか、妥協点はあるのかをまとめ、発信する。問題解決に向けての動きをまとめ、発信する。
  • 発信のベースとして、HPを立ち上げ、成果物を蓄積するとともに、特に重要と認められる成果物については、電子出版を検討する。
  • 不定期に中東・イスラム問題の専門家を招いて、公開・非公開勉強会を実施する(例えば、中東駐在の一時帰国者等)。
研究会メンバー